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過去ログ倉庫@秋田ring
下あの人に伝えたい事 No.14
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高校時代、グレるほどではないけど周りの人に迷惑ばかりかけていた。
学校も遅刻や欠席が多い時期もあった。
両親はそんな俺に対して、叱ることはなく何も言ってこなかった。
高校3年生の時、某国立大学を目指していて、模試では常にA判定、
センター試験でもA判定で2次試験を迎える事ができた。
絶対受かるだろうと思っていた俺は2次試験までほとんど勉強せず
遊んでばかりいた。
当時、母は俺の学費の分を稼ぐために朝晩構わず働き、父親も昇任試験
に合格する(大学の学費を補うため少しでも給料を上げようとしたのだろう)
ため、毎日夜遅くまで勉強していた。
そんな俺に待っていた結果はまさかの不合格だった。
忘れもしない3月9日。パソコンの前でしばらく呆然としていた。
気が付いたら涙があふれ出てきた。朝から晩まで泣き通した。
その時、自分がどれだけ罪深い事をしたのだろうと気付いた。
塾に通い、家庭教師までつけてもらっていた。
塾の先生は東大文系卒、家庭教師は医大生だった。
決して月謝は安くなかったはず。
悔しいという気持ちを通り越してただただ自分が情けなかった。
そんな俺に父親は
「人生はお前が思うほどうまくいくものじゃない」
と言ってくれ、県外での浪人生活を後押ししてくれた。
浪人したものの、国立大学には行けず、センター利用で合格していた
MARCH・関関同立に入学することになった。
大学で多くの事を学び、地元の秋田に貢献すること、
それが唯一できる罪滅ぼしだと俺は考えてる。
今は大学3年生になり、公務員試験や語学学習のため睡眠時間を
極限まで削って勉学に励んでいる。
もし叶うのであれば、公務員として働いている父と同じ職場で
働きたい。何の心配もなく退職させてあげたい。
両親は今年で50歳。早期退職をしてもらい、ゆっくりと余生を送って
欲しい。彼ら自身のためにお金と時間を使ってほしい。
今まで恥ずかしくて言えなかったけど
お父さんとお母さんは俺の誇りで
誰よりも尊敬しています
上前次1-新見写
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