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(仮)掲示板@秋田ring
下秋田なんて、もう大変です。。。
43:安倍晋三は長州の朝鮮人?A 5/19 9:5
「薩長同盟」がデリケートな要素を含んでいることは安倍も知っているはずだ。過去を振り返ると、そのものズバリの発言もあった。
安倍は2007年4月14日、福島、会津若松、郡山、いわきの4市で街頭演説した(第1次政権時代)。参院補選に立候補した元福島県議会議長の山口勇候補を応援するためだ。当時の安倍はご当地ネタを得意にしており、各市でこんな話をした。
福島市「花見山(桜の名所・私有地)を一般解放しているのは阿部一郎さんです。『アベさん』に悪い人はいません」
会津若松市「山口県の先輩がご迷惑をかけました」
郡山市「(改修が計画されている)開成山野球場は立派な球場にすればいいんです。楽天と巨人が試合をするときは、私が始球式をします」
いわき市「(映画で有名になったスパリゾートハワイアンズの)フラガールは地域活性化の起爆剤です」
会津若松市での発言は、県内だけでなく、全国的に話題になった。「会津VS長州」は歴史にあまり関心のない人でも、関心を示すテーマだ。白虎隊がよくテレビドラマの題材になるのも、会津の悲劇が巷に知れわたっているからだ。
念のために言うと、この選挙は旧民主党の増子輝彦候補(現国民民主党幹事長代行)が山口候補に大差をつけ、初当選した。知名度の差が決定的だった(増子は衆院議員3期の実績あり)。
△JR会津若松駅にある福島民友の広告
2016年7月の参院選で自民党は大勝したが、新潟県を含む東北7県では正反対の結果が出た。各県とも改選議席が1という状況で、自民党は1勝6敗となった。自民党が議席を手にしたのは、元プロ野球選手の石井浩郎候補が再選を目指した秋田県だけ。選挙マニアの間では「なぜ、東北地方はこういう結果になったのか?」と話題になった。
これを受けて、秋田県の佐竹敬久知事は「戊辰戦争みたいだ」とコメントした。佐竹の本家である佐竹家の久保田藩は、戊辰戦争の途中で奥羽越列藩同盟を離脱し、新政府軍に参加した。その歴史的な事実を引き合いに出して、参院選の結果を論評したのだ。
秋田県は戊辰戦争で態度を変えた過去があるため、東北他県から裏切り者扱いされることがある。よく引き合いに出されるのが、1998年10月に開かれた「戊辰戦争130年IN角館」というイベントだ。各市長が出席した座談会で、白石市の川井貞一市長は「奥羽越列藩同盟が負けたのは秋田の裏切りのせいだ」と指摘し、お祭り的だった会場のムードを一変させた。
ただ、秋田県も一枚岩というわけではなない。現在の秋田県は久保田藩だけでなく、南部藩や亀田藩の領地も組み入れられている。久保田藩は前述したように奥羽越列藩同盟を離脱したが、南部藩と亀田藩は最後まで離脱しなかった。同じ県内に勝ち組と負け組が混在しているという複雑な事情を抱えているのだ。
それが秋田県民歌に影響を与えている。同県民歌は4番まであるが、公の場では2番までしか歌わず、3〜4番は省略することが多い。3番に「錦旗を護りし 戊辰の栄は」という歌詞があるからだ。戊辰戦争で久保田藩が勝利したことを誇っているのだが、県内には負け組もいるので、歌うことを避けるようになったのだ。
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