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モバゲーC
- 44 :秋田県人 :2016/08/01(月) 01:18 ID:???
- 自民党は、日本が何か自分の意にそわないものを押しつけられたと思っていて、それを変えることで「美しい日本を取り戻す」と言っているが、押しつけられたものが何かわかってなくて議論が混迷しているのではないかと思う。
本来、自民党が目指している改憲とは「紛争が生じた場合は双方誠意をもって協議する」の一条のみを憲法とすることだと思う。
日本人の意識として、これ以上のことをモメ事が起こる前に決めるというのは、相手に対する積極的な不信を表明したことになる。それは間違ってなくて、本来、憲法とは国民が政府を信頼できないから、「こういうことをしないと約束するなら、今の所は一時的にそちらにまかせる」ということで、政府と国民が一体感を持つための文章ではない。
それはGHQが陰謀や悪意でそうしたのではなくて、単純に憲法ってそういうもんだから、そうなっているだけである。
しかし、平均的な日本人にとって、そのように話が通じない相手と共存するのは、相当なむちゃぶりなのだ。共存というのは相手の「誠意」を信頼してはじめて成り立つもので、契約する=相手の誠意を信頼しない=宣戦布告くらいの感覚がある。
だから、そのような異物が国家と国民の間に立ちふさがっているので、国家の正常な運営に支障がある、ということではないだろうか。
一方で護憲派は、9条を「外国との紛争が生じた場合は双方誠意をもって協議する」と解釈して、これをやめるということは、「誠意」を持たずに外国と接する=宣戦布告となると反対しているのではないだろうか。
私には、どちらも、価値観の違う相手と価値観が違うまま何とか共存する、という観点が欠けているように見える。
価値観の違う国と共存しなくてはいけない。価値観の違う政府と共存しなくてはいけない。価値観の違う隣人と共存しなくてはいけない。憲法や人権はそういうためのもので、ものすごく不自然なものである。
人間にとって自然とは、「誠意」の通じない相手には暴力で対抗することである。その自然を抑えつけてできているものだから、憲法も人権も美しいものではないし、血なまぐさい歴史から生まれてきたものである。これがないと結局果てしない殺しあいになっちゃうから、それよりはましだよね美しくないけど、程度のものである。
だから、「改憲で美しい日本を取り戻す」というのは、私から見ると改憲というより廃憲である。政府と国民が一体となるならそれは「憲法」と呼ぶべきではない。「日本は憲法を廃止して、それに頼らない国になります」と言うべきだ。
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