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馴合掲示板@秋田ring
下心の病スレ2
82: 6/27 21:7
T病気が目に見えない
誤解されやすい一番の理由は、心の病気は「病気が目に見えない」ことです。
私たちは、自分の目で確認したり、自分で身をもって体験したものでないと今一つ実感が沸かないのです。
反対に、一般的な身体疾患は病気が目に見えますので、このような誤解を受けることは少ないでしょう。
足を骨折して、足があらぬ方向を向いていたり、ものすごく腫れていれば、「これは大変だ!」と誰もが思うはずです。入院して骨折の手術をして、その後リハビリを行うために一時休職になるとなっても、文句を言う人は少ないでしょう。
肺炎にかかってしまい明らかに苦しそうであれば、「つらそうだ」と誰もが思います。更にレントゲンやCT検査で肺炎の影があって、血液検査で炎症反応が高値になっていれば、「こんなの苦しいはずがない」「仮病のふりをしているだけだ」と疑う人はまずいないでしょう。
しかし同じような証拠をうつ病に求めようとすると、これが難しいのです。
うつ病はこころの病気ですので、身体的な異常はあまり出ません。自律神経のバランスが崩れることで頭痛、胃痛や倦怠感などは出ることがありますが、いずれも客観的に分かるような症状ではないため、周囲に理解してもらいにくい症状になります。
更にうつ病は、検査で可視化することが困難です。
最近は「光トポグラフィー検査」「PEA検査」など、うつ病を可視化できるような検査も少しずつ開発が進んでいますが、それでもまだ研究段階で、世間に広く認知されているものではありません。
このように、「目に見えない」ことはうつ病が誤解される一番の原因だと思われます。
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