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議論相談板@秋田ring

外旭川へのイオン進出について 2
61:秋田県人 2/20 18:44
デベロッパーの開発によって街中回帰がムーブメントになろうとしている。

秋田中央署隣の駐車場、ホテルハワイの駅前店、ラグーンの跡地、メトロポリタンホテル裏。これに完成したばかりのクロッセを合わせると計5棟。

平均50戸とすれば、1戸あたり2.1人として250戸500人を超える市民が新しく市中心部に住むことになる。市内の買い替え需要が多いだろうから、秋田市の人口増には結びつかないだろうが、中心部には新たな消費が生まれる。

県民の年間個人消費を概算で100万円とすると、500人で5億円だ。これは小さくない。
商店街再生の数少ない成功例としてあげられる香川県高松市丸亀商店街も、賑わい作りのためにやったのは住人=生活する人を増やすこと。

市中心部へのマンション建設の投資は、さらに小売業の出店という新たな投資を連鎖的に呼び起こす効果は大きい。マンションを建てるのは民間だが、そこに住まう市民の利便性を高めるのは行政の仕事。

せっかく市民が街中に回帰しても、買い物をするには御所野だの外旭川まで、車で行かなければならないのでは笑い話にもならない。イオンの外旭川開発にかまけて、この大きな動きに水を差すようなことがあってはならないと思う。

再開発に成功した全国でも稀有な例として知られる丸亀商店街も、やったことは “消費の場” を作ることではなく、“生活の場” を作ること。

“にぎわい” とは “にぎやかし” イベントをいくら繰り返しても生まれない。そこに住む人を増やすしか “にぎわい” を生む方策はない。

秋田市中心市街地、どうして丸亀町商店街のようなことがなぜ出来ないのか、と調べたり読んだりしたが、やはり最後は土地問題に行きついて地権者次第だったり、側面を行政が支えるといったところが左右されることが大きいので、秋田市のこれまでを見ていると厳しいかなと感じる。

なんとかうまくやってほしいと思うが、不動産会社や地権者からも話を聞くなどしたが、土地の所有と経営が分離できていないのが最大の問題だと思う。

今は民間デベロッパーが中心街にマンションを次々に建設している段階なので、行政はこのムーブメントを支えていく施策を打ち出していくことが肝要かと。
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