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電力等、エネルギー政策について
669: 2/17 6:40 JtB0zhfU >>667 軽水炉と高速増殖炉という方向性自体が間違ってるから技術や対策の向上もナンセンスだし、原子力が安価な未来のエネルギーという話はもう何十年も前の話ですっかり情勢が変化して、逆戻りすることは無いんだよ。いい加減気付きなよ。 軽水炉はそもそもが潜水艦とか空母で使う分には暴走を阻止するのも楽だったんだよ。周りにはいくらでも水が有るし、軍艦にとっていざという時に注水なんてのは弾薬庫の火災なんかの際には当たり前にやるようにできてる。でも、陸上だと水が無いと暴走するっていう惧れは必ず付きまとう。 そのため、それを最初から考慮に入れた自動制御というか、自然制御型原子炉というのも考案はされたことが有るのよ。 原子炉にコンクリートを詰めて、出力が増えると温度上昇→内部圧力が増すので自然に出力減、出力が下がると温度低下→内圧減少で自然に出力増、というタイプ。これは30年くらい前にスウェーデンで考案されたと赤旗にも出たことが有る。自称電気工学士のオッサンは赤旗読んでたかどうか知らないけど、軽水炉が安全でクリーンと電力屋や政府の広告を載せる新聞と違って遠慮が無いから軽水炉より安全な炉を平気で紹介できたんだよ。このコンクリート詰め原子炉は使い捨てなんで再処理して高速増殖炉を動かすとしていた日本政府と電力屋には都合悪かったんだよな。 さて、それからの軽水炉の目に見える技術的向上って最大のものは大型化。つまり、原子力に関わるほぼ全てがコストアップしたので一基当たりの出力を増してコストを下げようとした訳なんだが、以前にも書いた通りで、軽水炉ではウラン燃料の1%以下しか燃やせず、「残りの99%は高速増殖炉で燃やす予定」としてプールに突っ込まれたまま。つまり、本筋の技術は行き詰ったままで枝葉末節で頑張ってたわけ。ここでどんだけ技術を向上させても1%以下の話でしかないんだわ。 で、以前に名前を出した溶融塩式というのはウランではなくトリウムを燃やすというもの。これは面倒くさい再処理しないでいきなり増殖炉、しかも燃料と減速材・冷却材を混ぜて使うのでメルトダウンが無いし、炉から漏れても固まるので汚染物質の拡散防止が容易、廃棄物の半減期が少ないので万年単位の管理は不要、とかメリットがいっぱいある。原子力の技術云々を言うならこっち。 さらについでに原子炉輸出を真顔で言ってる奴は売国奴か無知。
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