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過去ログ倉庫@秋田ring

中央のコンビニを語ろう
612: 7/25 23:25
1970年代後半に広がったコンビニの24時間営業はすっかり定着した。だが、それを支えるのは大変だ。

 8月下旬のある深夜。三井さんのコンビニを訪れた客の数は、午前1時から5時までで30人にも届かなかった。ほとんど店の手取りにならない公共料金の支払いやプリペイドカード販売をのぞくと、この夜の売り上げは約1万5千円にしかならなかった。店に残る金はもっと少ない。

 深夜は、防犯のために常にバイトを2人置いている。午後10時以降は割り増し分を払うため、バイト1人の時給は1千円以上になる。1〜5時の4時間の人件費は2人で8千円以上になる。三井さんは「深夜は完全に赤字」と話す。

 さらに頭が痛いのが人手不足だ。危ない深夜の勤務を希望する働き手はなかなか見つからない。JR佐倉駅の半径約2キロには15店以上のコンビニがひしめき、人材の奪いあいは激しい。

 三井さんは、本部の社員に「24時間営業をやめられないか」と相談したこともある。だが、「1日中営業しているイメージが大事だ」とかわされた。本部と団体交渉できるように09年、労働組合「コンビニ加盟店ユニオン」をほかの地域のオーナーと結成した。現在、団体交渉を求め労働委員会に救済を申し立てている。

 コンビニ本部と交わした契約書ではオーナーは「独立の事業主」。だが、三井さんはいう。「営業時間も自分で決めることができない。しょせんは名ばかりオーナーなんです
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