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過去ログ倉庫@秋田ring

日本の経済について
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消費税増税により可処分所得(手取り収入)が減少することを根拠に、個人消費支出が減少し消費財の市場が縮小し、経済成長率の低下やマイナス成長
をもたらすとの主旨の説は正しい可能性が高く、政府や民間シンクタンクがGDP(国内総生産)を押し下げる結果になると試算しており、特に民間シンクタンク
による試算では顕著な傾向が読み取れる[51][52]。また、導入時と税率引き上げ時一部の業者が便乗値上げを行なったこともあるため、同様の問題が起こるの
ではという懸念がある。

下請業者等は価格転嫁が進まなかったり、脱税である収益隠しが行われた場合に税収被害額が増えるという問題がある。

消費税増税による景気後退も指摘されるところである。コンピュータ上で再現した内閣府や民間シンクタンクによるいくつかの経済分析モデルにより、消費税増税
をシミュレートしたところ、内閣府モデルのみは比較的軽度であるが、いずれのモデルでも消費は冷え込むとの結果が出ている。

産経新聞の田村秀男編集委員は、橋本龍太郎内閣が1997年度に実施した消費増税(3%から5%)は、当年度こそ4兆円の税収増をもたらしたものの翌年から
発生したデフレにより所得税と法人税は減収、1999年(平成11年)度には増税前に比べ所得税収と法人税収の合計が6兆5000億の税収減となったことを評して、
消費税の増収効果は一時的なものであり、「増税は民を貧しくし、消費需要を冷え込ませる」と結論している[54]。同記事中では、消費増税を「財政規律を理由に
した財務官僚の誘いに乗った政治家の判断ミス」とし、「橋本元首相は財務官僚の言いなりになったことを亡くなる間際まで悔いていたと聞く。」と紹介している。

経済学者の浜田宏一は2011年4月27日付の日経新聞経済教室で、デフレ経済下では増税が税収を減らす逆U字のラッファー曲線に陥る可能性を警告し、
橋本増税の失敗を教訓にすべきだと説いた。

高橋洋一は「あのとき(1997年度に実施した消費増税)に不況に陥ったのはアジア通貨危機が主因だという話になっているが、負担の増加が悪影響をもたらした
ことを否定できる人は少ない。」と指摘した。
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